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中級段階へのスキー技術の発展 [スポーツ]

こんにちは!

埼北ギターリストです。


スキースロープをゆっくりでも滑れるようになると、よほどの急斜面でも
ない限りはどこでも滑り降りてくることができるようになります。
スキーもスポーツですから、まずは理論についての正しい理解・納得があり
それから体で感覚を掴むための練習が必要です。

緩斜面から中斜面に移動して滑る速度を段々と大きくして速度に慣れてください。
自分では速度を出しているつもりでも人から見たら結構ゆっくりと滑っている
ように見えるものです。

板が先に走って体が遅れて後傾姿勢で滑っている人が中級者になっても
かなりの頻度で見かけます。板の真上にしっかりと載れていれば
速度感はあまりありませんので恐怖心は全くありません。

そしてスキー板をコントロールできていればいつでも曲がれるし、止まれるので
安心・安全なスキー滑走が可能になります。




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中級段階のスキー技術として斜滑降からスタートして斜面の両端で止まって
キックターンする方法についてお話ししましたが、キックターンをしないで
斜面の端でターンする方法について説明します。

これは山開きターンという技術です。
斜面の端まで滑った時に、山側のスキー板のテールを山側に押し広げます。
スキーのテールが開いたらひき続いてそのスキーの内エッジを立てながら
体重をスキー板の真上に載せるように移動させます。
この動作の結果、山スキーは、谷スキーに変換されます。

新しく谷スキ―になった板の内エッジを立てることで雪面にしっかりと
食い込んで体重をかけることで次の斜滑降になります。
斜面の端まで行ったら、同じように山スキー⇒谷スキーに変換し体重移動
を行うことで連続したターンでできるようになります。

最初は緩斜面を利用して十分に滑り込んで体で恐怖心を克服してください。
斜滑降⇒山スキーの山側への開きだし(斜面にフラットに開きだす)
⇒内エッジを立てながら状態を移動する⇒エッジを立てた状態を維持
⇒谷スキーになった板に全体重を載せる
という連続動作でどのような斜面でも滑れるようになります。

このときも足首の固定、膝の前屈を忘れないようにしてください。
体全体の姿勢については、後傾になら内容にお尻を後ろに突き出さないで
腰もお尻も上体と分離しないようにスマートな形を保ってください。
上体は積極的にスキー板を引っ張るような意識で前に出してもかまわないです。
そうすることで速度に対しての恐怖心が全くなくなります。

山開きターンがスムーズにできるようになると完全な中級者です。
この技術は、斜滑降の発展形ですが、スキーのテールを開く角度が段々と
小さくなるにしたがってパラレルターンという完成形に近づいていきます。

もう一つには直滑降の発展形として、ストックの補助を最大限に
利用して、ストックの再有効後に突く動作から得られるリズミカルな
動きと左右の板のテールの連続的な押し出しからにより滑っていく
ショートターン(ウエーデルン)系の技術があります。

この滑り方は、斜面に正対するので、慣れないと恐怖心が物凄い
ですが、板を揃えて、ゲレンデでリズミカルに滑っている姿は
誰でも憧れるスキー技術です。

この技術は、パラレルターン系の動きを如何に速くしても
ショートターンにはなりません。
それはなぜかというと、斜滑降と直滑降の違いがあるからです。
ショートタンの習得には、ハの字型滑降からスタートして
左右のストックでリズムを取りながら左右のスキーのテールを
交互に押し出すということを連続的に行うことが必要です。

体は常に斜面に対して正対しています。決して斜滑降のように
斜面に対して横向きにはなりません。
右のストックを突いたら、左の板のテールを押し出し、
左のストックを突いたら、右の板のテールを押し出すという
連続動作を繰り返して休みなく行う必要があります。

ハの字型については、練習していけば結果的には
左右のスキー板が平行に揃ってきますので、
練習を開始したときにはリズム感のみを重視してください。

不思議なものでリズミカルな動きに対して体が反応するので
開きだした谷スキー板のテールに揃うように山スキーが自動的に
動いていきますので段々と左右のスキーが揃っていくようになります。

パラレルターン(クリスチャニア)とショートターン(ウエーデルン)
は、全く違う技術であるという理解していると最終的には
両方の滑り方ができるようになります。

比較的横幅が広い斜面ではパラレルターンでも問題がないのですが
路地のような非常に狭いコースでは、ターンの切り替えが
非常に大変になります。

こうゆう場合には、斜面に対して正対してストックのリズムから
板を左右の振る(左右の板のテールを交互に押し出す)ことで
切り返しの速い滑りを安全に行うことができます。




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スキーの初歩3:ハの字で滑るボーゲン滑走のマスター [スポーツ]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

いよいよ、スキースロープを止まらないで連続して滑る技術を習得しましょう。
この段階になると本当に楽しくて楽しくて病みつきになりますね。
人間自身でこれほどの速度で動くことはできないのでスピード狂にとっては
スキーはたまらない魅力になります。
でも自分の技術に合わせて他人に怪我をさせない、自分も怪我しないことに
特に留意してゆっくりと技術を向上させていってください。

緩斜面で両ストックを靴の横に突き刺して、スキ―のトップをくっつけ、
スキーのテールを開くハの字型で立ってください。
周りを良く見渡して安全を確保して滑りだします。

停止しているときは、両スキーの内エッジを立てて下に滑らないように
ブレーキをかけていると思いますが、この内エッジの角度を徐々に
緩くしていき雪面に対して角度がゼロになるとハの字型でも前方向に
滑り出します。

この時に意識することは、足首の固定、膝の前屈(スキー靴のインナーブーツの
ベロを前方に押し付ける感覚です。)ができていないと
スキーだけが前に行き、体は後ろに残されてしまい、後傾姿勢になり
結果的に転んでしまいます。

滑れるようになるための基本的なコツは、板の真上に如何に載るのか
ということにつきます。
積極的に自分で状態を前に動かしてスキー板を引っ張っていくという
感覚が非常に大切です。
ですからスキー板にの載っているときは板に引っ張られないように
常に意識していることが大切です。

このためには、足首の固定と膝の前屈で下半身を固定して
上体をスキー板の真上に乗るために能動的に前方へ動かしていく
という意識が大切です。
どうしても恐怖心が先立つので転びながらでも最初は緩斜面で
慣れるようにゆっくりと練習してください。

ハの字型で前に滑り出して、ゆっくりでも転ばないように
滑り出してください。
そのまま緩斜面で何回も何回も滑って慣れてください。
最初のうちはハの字型でも気にせずに滑っているとだんだんと
体が慣れてきて、少しずつ左右のスキーが平行になっていきます。

速度が出過ぎて怖いと思ったら、左右の内エッジを立て
スキ―のテール部分を両側に開けばブレーキがかかるので
怖くなくなると思います。

内エッジの使い方で速度がコントロールできるので
最終的にはどんどん急な斜面に行っても何とか滑れるように
なるのでスキーが本当に楽しくなってきます。

ただし、直滑降では、自分の滑るコースがコントロールできないし
人がいるところも避けることができないので最悪ぶつかってしまいます。
直滑降ができるようになった段階でターンの練習をします。

この段階では、無意識に曲がったりしていると思いますが
これを意識的なレベルに高める必要があります。
ポイントは内エッジの使い方です。




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直滑降で左右両方の内エッジを立てればその角度により速度が
コントロールできますし、角度を強く立てれば止めることもできます。
左右の内エッジのどちらかのみを立てれば、
立てたスキー板が曲がり始めます。
曲がり始めた板の上に状態を載せ体重をかけて行けば曲がることができます。

逆に曲がりたければ、逆のスキーの内エッジを立ててその板に乗っていけば
逆に曲がることができます。
これを連続していくと止まらないで右左に曲がりながら安全に滑ることができます。

今後のために少し技術的な理論について説明します。
ハの字型の直滑降で滑っているときに左右どちらか一方の板の内エッジを立て
上体が板の真ん中に乗るようにすると、結果的に体重が内エッジを立てた板に
移っていきます。

この板は必ず谷側にあります。要するに内エッジを立てた板が必ず谷スキーに
なっています。谷スキーに体重をかけて滑っていると重心が安定して
安全な滑りになります。

さっきまで山側にあったスキーが今度は谷側に行き谷スキーになります。
そして今の山スキーは、内エッジを立てて体をその板の真上に移動すれば
今度は、この板が谷スキーになります。

要するにスキーのターンというものは山スキー⇒谷スキー⇒山スキー⇒谷スキー
というように左右交互に内エッジの切り替えと状態の移動が連動して起きる
ことによる連続運動のことです。

慣れないうちは山スキーが谷スキーに変わる本の一瞬ですがスキートップが
真っすぐに下向きになる(最大斜度線と平行になる。)ときがあります。
この瞬間は、非常にスリルがあります。

本当に怖いです。
でも内エッジをしっかり立ててスキーに全体重をかける意識で真ん中に乗る
気持ちを持てば綺麗にターンできます。

このときに積極的に体を動かすことが上達の近道です。
山スキー⇒谷スキーに変わるときの体重移動がスキーの醍醐味です。
この感覚をしっかりと掴めれば、さらに次の段階へ進みやすくなります。




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スキーの初歩2:逆ハの字登行の練習から滑走の初歩をマスター [スポーツ]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

スキーを履いて斜面を登行する方法で階段登行についてお話をしました。
次は、スキーの先端(トップ)を逆ハの字に開いて斜面の上で立ってください。
階段登行よりも滑り落ちそうになるので慣れないと怖いと思いますので
最初は後ろ向きになることが怖いと思いますのでできるだけ緩斜面で
練習してください。

この逆ハの字登行では、両足の土踏まず側のエッジを立てて雪面を
捉える感覚を身に着ける練習になります。(内エッジと言います。)
この逆ハの字登行ができるようになると内エッジの使い方が上手くなるので
斜面を安全に滑るための必須な技術の習得に直結します。

この時も足首の固定と膝の前屈が重要な要素になりますので意識してください。

それでは、スキーで滑る練習に入ります。
まず、緩斜面で練習しますが、この時には、逆ハの字登行で練習した
技術が活きてきます。

逆ハの字登行の逆で斜面の下側に向かって、両スキーの先端をすぼめて
足元を広げ、スキーのテールを左右に外側に押し出してハの字型にします。
この時両方の内エッジを立てて左右均等に体重を載せます。
重心は、開いたテールの中央部分に置きます。

この状態ではスキーは雪面に固定されているので動き出さないので
安全であまり怖くなと思います。
両方のストックは雪面に突き刺したままです。




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直滑降は、左右の内エッジにかかった体重を徐々に開放していくことにより
自然に斜面の下に向かって開始されます。
ストックを雪面から上げることにより速度が大きくなります。

速度調節は両内エッジを立てることに簡単に行うことができます。
思い切り内エッジを立てることで直ぐにスキーを止めることができます。
この練習では、あまりスキーをピッタリと平行に揃えることは考えなくても
良いと思います。

ハの字で止まり、ハの字を緩めて直滑降、そしてまたハの字に戻るという
ことを繰り返して斜面を滑り、止まるという感覚をイメージしてください。

直滑降の次は斜滑降の練習です。
斜滑降は、階段登行で練習しましたが、斜面での停止姿勢は、階段登行の
姿勢になります。

斜滑降の練習で初めて谷側スキー(谷スキー)と山側スキー(山スキー)
のが実感として理解できます。
斜面に対して直角になるので下側のスキーが谷スキー、上側のスキーが
山スキーです。

階段登行の姿勢から、両スキーのトップを谷側に向けます。
この時も足首の固定と膝の前屈をしっかりと保持するという意識が大事です。
そしてスキーが動き出したら、その速度と同じ速度で体も進行方向に
意識して動かしていきます。
この状態の動きが後傾にすることを防ぐので転倒を防止することができます。

スキーの動きと上体の動きを同じようにするということは、
常に上体がスキーの真上にあるということなので安全な滑降ができます。
斜面の端まで行ったら、両スキーのトップを斜面と直角に揃えると
スキーが停止します。

この時に、キックターンが役に立ちます。
谷スキーから開始して逆向きになって、安全を確保してから次の
斜滑降を行います。
この斜滑降⇒キックターン⇒斜滑降ということを連続して行けば
緩斜面であれば安全に滑り降りてくることができます。

この滑り方でキックターンの場合には、斜面の端で停止して逆方向に
向きを変えて滑り始めるというパターンですが、キックターンのときに
停止しないで動きながら方向返還をする(ターンをする。)ことが
次の中級者や上級者への道になります。

キックターンをしないでターンをするためのきっかけについては、
ストック、山スキー、谷スキー、体重移動などの用語が大変に重要に
なってきます。

必要な段階になってきたら詳しくお話ししたいと思います。




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スキーの初歩1:階段登行練習でスキー操作の基礎をマスター [スポーツ]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

スキーを履いた状態で平坦な雪面を速く滑れるようになった段階では
かなりスキー操作に慣れてきていると思います。
足首の固定と膝の前傾がしっかりできていることが重要なポイントです。
このポイントは、すべてのスキー操作に共通するスキルなので
しっかりと常に意識するように心がけてください。

平坦な雪面でスケーテイングができるようになってきたら次の段階は
スキーを履いた状態で斜面を登る練習です。
この練習には、階段登行と逆ハの字登行があります。

この2種類の登行には、スキーの裏面に平行してついている金具の部分
でるエッジの使い方の練習になります。
登行する場合には、エッジを雪面に食い込ませながら体重をかけて
斜面を登っていきます。

まず、階段登行ですが、緩斜面で練習しますが、斜面に対して
直角、すなわちスキーを平行にして横向きに立ちます。
2本のスキーの幅は、少し開く感じで良いと思います。
2本のスキーは、上にあるスキーを山側スキーと言い、下にあるスキーを
谷側スキーと言います。
この言い方は、スキーの専門用語であると理解してください。

同様にエッジについても、斜面に対して直角にした板の上についているエッジ
を山側エッジ、板の上についているエッジを谷側エッジと言います。
階段登行の場合、山側スキーを持ちあげて、山側に谷側スキーに対して
平行に移動してから体重をすべて山側に移動します。

山側スキーを持ちあげるときには、当然谷側スキーに全体重を載せる感じです。
そうしないと転んでしまいますので谷側から山側への体重移動の感覚を
十分に身に着けてください。

この動作を繰り返しながら、疲れたら休憩し、また登行するというように
短い斜面を使って練習してください。
スキーに必要な筋トレにもなりますのでしっかりやってください。

右足を山側にしたり、左足を山側にしたりして左右均等に練習してください。
緩斜面でも初心者のうちは、上手く曲がることができないので
右向き(右足が山側にある場合)から左向き(左足が山側にある場合)に
スキーの向きを変えたいときにキックターンという技術を練習します。

最初は、平坦な雪面で練習してください。
平坦な雪面では、山側も谷側もありませんが、右でも左でもできるように
なるまでしつこく何回も練習してください。




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キックターンの方法ですが、どちらのスキーでも良いですが、
例えば右スキーだとします。
右スキーを持ちあげて、スキーの後ろの部分(テールと言います。)を
自分の体からできるだけ遠くの雪面に突き刺すようなイメージで
スキー板を立てかけてから、180度回転してスキーの先端(トップ)
とテールがものと位置から逆になるようにします。

そうすると足が交差してねじれたようになるので回転させたスキーに
全体重を載せます。
そうすると体が180回転して元の位置から反対の向きになります。
そしてまだ回転していないスキーを持ちあげて180度回転させ
最初に回転したスキーに対して平行に揃えます。

このキックターンを平坦な雪面で何回でも繰り返して自由自在に
できるように練習してください。
平坦な雪面で自由にキックターンができるようになれば緩斜面で
練習してください。

平坦な雪面ではなく斜面の場合でキックターンを行う場合には
必ず、谷側スキーを最初に回転させてから山側スキーを回転させる
ようにしてください。

今後、斜面を滑れるようになったら分かりますが、キックターンの
場合でも、谷側スキー⇒山側スキー、山側スキー⇒谷側スキー
というように順番に山側と谷側あるいは谷側と山側が交互に
連続して変換していくことが連続したターンになっていきます。

キックターンは静止した状態のターン(回転)だと理解してください。

キックターンがどこでも自由にできるようになるとどのような斜面でも
滑って降りてくることができるようになります。




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スキー初歩の初歩:スキーの道具に慣れること [スポーツ]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

最近になってようやく群馬県のスキー場は全面滑走が可能になりました。
スキーファンにとっては、恵みの寒波ですね。
私は、ここ10年間くらいは、全くスキーに行っていません。
シルバー割引をまだ一度も利用したことがないので何とか今年こそは
スキーに行きたいと思っています。

20代後半から30代はあちこちのスキー場に行きました。
本当に休暇のほとんどをスキーに費やしたという記憶があります。
スキーの技術習得にまつわる話をしていきたいと思いますので
宜しくお願いします。

私は神戸市出身なので、スキーには全く縁がなくて育ちました。
全くできない状態から上級クラスまで上達した人は、
素人を教えることが本当に上手だという経験があります。
大阪出身のインストラクターで物凄くスキーが上手くて教え方が
上手な人を知っていますし、逆に群馬の尾瀬片品育ちでスキーが上手くても
全く教え方が下手くそなインストラクターも知っています。

習い事ですから生まれてから直ぐにできるはずがありませんので
子供の時に自然に上手になったという雪国の人は本当に教え方が
上手になるためには、指導方法について指導のプロに習わないと
駄目だと思います。

その意味では、スキーが全くできなかった私の方が理論的に
全くの初心者を上級者まで育てる自信があります。
スポーツですから文章だけでは伝えにくいのは当たり前ですが
逆に文章の方が上手く理論的に分かりやすくかみ砕いて
伝えることができるというメリットもあると思います。




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私が初めてスキーを始めたのは、親父の赴任先の兵庫県の
スキー場で幼馴染と一緒に滑ったという中学校時代の思い出が
かすかにあります。

その時から大学生までほとんど経験がなくて数回程度しかスキー
をしたことがありませんでした。
昔のスキーの道具は、現在のものと比べると信じられないくらい
お粗末でした。

特にスキーの上達に最も重要だと思われる足首の固定が難しく
紐で足を固定するのですが、足首がグラグラしてふにゃふにゃで
とてもじゃないが滑れるどころではありませんでした。

ですからスキー板に靴を固定しても歩くのが難しく、足首が
グラグラしているので本当に大変でした。
まずは、足首を固定する練習をしないと滑るどころではなかったですね。

現在は、道具が進化して特に靴については初心者でも履いた瞬間から
足首が固定されているので平地ならばすぐに歩くことができるくらい
なのですからその分だけでも滑れるようになる時間が短縮された
と思います。

スキーが滑れるようになるための第一段階の練習は、
スキー靴を履いて、スキー板を付けないで平地を歩き回ることです。
今までにない足首を固定される、窮屈な感覚に慣れることが大切です。

スキー靴を履いて歩くことに慣れれば次の段階は、スキー板を付けて
平坦な雪面を歩くことです。
スキー板を付けて歩くことに慣れるためには、実際にやってみて
初めて分かりますが、重たくて長い板を操ることは非常に大変だと分かります。
このスキー板で歩くことに慣れてくるとこの運動自体が何でもなく
簡単にできるようになります。

スキー板を付けて自由に歩き回れるようになったら、次の段階として
平坦な雪面で右足を振り上げて板の先を上に上げてたり元に戻したり
する運動を繰り返します。
この運動は、左右で行います。
慣れないと転んでしまうかもしれないので慎重にゆっくりやります。
右左の運動は、板を回したり、後ろに振ってみたり股関節や膝を
柔らかくすること及び左右の足を独立させることに非常に効果的です。

これらの運動をマスターすると、今度はスキーを平坦な雪面上で
左右のスキーを交互に前に押し出してながら滑る練習をします。
そのコツは、右スキーを前に出したら右スキーに体重を載せるように
イメージとしては右スキーに全体重を載せるような感じです。

この操作を左右交互に行います。
この操作を覚えると右左のスキーに交互に体重を移動させるという
感覚が理解できるようになります。

次はスキーで走るという動作です。
この動作の要領は、右スキーを前に出すときに少し先端を右斜め
に押し出すことです。
押し出したスキー板に全体重を載せます。
そうすると前に進みますが、真っすぐ前に出した時よりも
速く進むことができます。
右スキーに体重を載せたときに板についている金属のエッジ部分
の土踏まず側の部分を踏みつけるようにすればさらに速くなります。

この動作を左右交互に行えば、平坦な雪面で速く移動することができます。
イメージとしてはスキー板を履いてスケートをしている感覚になります。
この動作は、スキーでもスケーテイングと呼ばれています。

このテクニックは、スキーの先端を前に出し、内側エッジで蹴るという
動作で、加速する技術で上級者になると競技で品案に使われています。

体重移動で大切なことは、兎に角足首の固定と膝の前傾を意識することです。
動き出したスキー板に乗るということは慣れるまでは非常に難しいです。
動いている板の真上に乗るということは、体も板と同じ速度で動かさなければ
体が元の位置に残ってしまいますので結果的に後傾になってしまいます。

その結果、転んでしまいます。
滑りだした板と体が同じ速度で動くようにするためには足首を固定して
膝(脛の部分も)前傾させてスキー靴のインナーのベロ部分を
積極的に押す感覚を持つ必要があります。

この感覚を板を付けない状態で身に着けるために練習してください。





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蕎麦打ちの習得7:蕎麦汁の作り方 [料理]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

本格的な蕎麦汁は、濃い口醤油+本みりん+白砂糖から作る「返し」と
鰹節+水から作る出汁を合わせて作りますが、「返し」は蕎麦を打つ
1週間前に仕込んでから使用します。

蕎麦屋さんはこの方法で蕎麦汁を作っていますが、「返し」の寝かせに
より醤油に丸みがでて味に深みと奥行きがでます。
でも家庭で蕎麦を食べる場合や急な来客をもてなすための迅速な蕎麦汁
の作り方についてお話しします。




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1.「返し」を寝かさず、出汁と合わせる方法:10~12人分

<材料>
「返し」
・濃い口醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・250ml
・本みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・50ml
・白砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・42g

「出汁」
・水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・900ml
・鰹節(薄削り)・・・・・・・・・・・・・・・・60g

「補助材料」
・本みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・8ml
・日本酒・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8ml

<返しを作る>
(1)鍋に本みりん50ml入れ、周りに泡が出てくるまで加熱して、
  アルコールを飛ばします。
(2)次に白砂糖を42g入れ、良くかき混ぜて溶かします。
(3)そこに濃い口醤油250mlを入れ、
  弱火にして沸騰させないようにします。
(4)表面に黄金色の泡が広がったら火を止めます。

<出汁を作る>
(1)鍋に水900ml入れ、強火で沸騰させたところに鰹節を入れます。
(2)強火のまま1~2分火にかけたら、
  一旦火を止めアクを杓子で取り除きます。
(3)再び火にかけて10秒ほどしたら火を止め、超し布でこします。
(4)これで約700~750mlの出汁が取れます。

<蕎麦汁を作る>
(1)取れた出汁に対して35~40%の「返し」を加えます。
   好みによって調整しますが、出汁700mlならば返し245~280ml、
   出汁751mlならば返し263~300mlになります。
(2)沸騰する直前まで加熱したら火を止めます。
(3)ここで、熱した鉄の棒を汁の中に入れて焼き入れし、香りを付けます。
   もちろん面倒くさければ省略しても結構です。
(4)好みで、本みりん、日本酒8mlずつ入れて味を調えます。
(5)プラスチックボトルに蕎麦汁を移し、流水で冷やします。
(6)蕎麦汁が冷えたら出来上がりです。

2.簡単蕎麦汁(1):8~10人分

<材料>
・出汁・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500ml
 
 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・650ml
 昆布・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5g
 鰹節(薄削り)・・・・・・・・・・・・・・・・30g
・濃口醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・・125ml
・本みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・70ml
・白砂糖・・・・・・・・・・・・・・・大匙山盛り一杯

<出汁を作る>
(1)鍋に水650mlと昆布を5g入れ、30分程度おいてから火にかけ、
   沸騰したら薄削りの鰹節30gを一度に入れます。
(2)沸騰したら弱火にします。
(3)アクを杓子できれいに取り除きます。
(4)10分ほど煮出したら、ぬれ布巾(不織布でもOK)でこします。

<蕎麦汁を作る>
(1)出汁500mlに白砂糖を入れて良く溶かします。
(2)濃口醤油125mlと本みりん71mlを加え、中火で煮詰めます。
(3)沸騰する直前で火を止め、冷やせば出来上がりです。
(4)半日ほど寝かした方が美味しくなります。。

3.簡単蕎麦汁(2):6~8人分

<材料>
・水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・400ml
・鰹節(薄削り)・・・・・・・・・・・・・・・・・20g
・濃口醤油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100ml
・本みりん・・・・・・・・・・・・・・・・・・・100ml

<蕎麦汁の作り方>
(1)鍋に水400mlを入れ、火にかけ沸騰したら、
   本みりん100ml、濃口醤油100ml、鰹節20gの順に入れます。
(2)4~5分中火で煮詰めたら火を止めます。
   30分ほどおいてから、ぬれ布巾や不織布でこします。
(3)冷やせば出来上がりですが、半日以上寝かした方が良いです。

4.市販のつゆを利用する方法

<材料>
・市販のつゆ(2倍濃縮タイプ)・・・・・・・・・250ml
・水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・350ml
・鰹節(薄削り)・・・・・・・・・・・・・・・・20g

<蕎麦汁の作り方>
(1)鍋に水350mlを入れ、火にかけ沸騰したら一度に鰹節を入れます。
(2)4~5分ほど中火で煮詰めたら火を止めます。
(3)30分ほどおいてから、ぬれ布巾や不織布でこします。
(4)鍋に市販のつゆを入れて、ろ過した出汁を同量加えます。
(5)沸騰する直前まで加熱したら火を止めます。
(6)そのまま少し間をおいて味をなじませます。
(7)冷やせば蕎麦汁の出来上がりです。

市販のつゆに少し手間を加える簡便法で作った蕎麦汁も十分に
美味しく手打ち蕎麦を食べることができます。

この方法は安くて簡単で旨いので急ぐときには便利です。




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蕎麦打ちの習得6:茹で方 [料理]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

出来上がった蕎麦を茹でて食べる段階になりましたが、せっかくの蕎麦が
茹で方を失敗してしまえば元も子もないので慎重に茹でなければなりません。

公民館の手打ちそばクラブでは、25リッターぐらいの大鍋を使って
茹でていますが、家庭ではガス代がもったいないし時間がかかるし
それほどの量も食べないのに大量のお湯で茹でなければならないのですが
フライパンで十分です。

一番大きな直径30cm位以上のフライパンで茹でれば、
噴きこぼれにくいので私の家ではいつも大きなフライパンを使っています。

茹でる時間は、蕎麦が300gの場合、沸騰した状態で1分30秒くらいですが、
目安は、蕎麦が水面に浮いてきた状態で箸で掴んで柔らかくなったときが
引き上げるタイミングです。

市販の蕎麦の場合、小麦粉が多いこと、いろいろな繋剤を使用しているので
茹でるときに菜箸で結構乱暴に混ぜても切れませんが
手打ち蕎麦の場合には、乱暴にかき混ぜると切れて短くなってしまいます。




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10割蕎麦のように蕎麦粉100%の蕎麦は、市販の蕎麦の感覚で
混ぜるとバラバラになってしまいますので慎重に取り扱ったほうが
最終的に美味しい蕎麦をてべることができます。

打ちたての場合は、蕎麦の中の空気量が多いのでお湯に投入した時に
直ぐに浮き上がってくるので時間的には1分30秒を目安にした方が
失敗がありません。

ただ、蕎麦の切り幅にバラつきがあるときは、蕎麦を入れて沸騰した
状態から1分程度時間がたった時に箸で掴んで柔らかい状態を確認する
のが良いです。

蕎麦が太い方が時間が長くかかるので茹でながら細い蕎麦から
速く引き上げた方が美味しく食べられます。

人により固茹でを好む場合と柔らかめを好む場合があるので
経験により確認するしか正確にはなかなか言えません。

私の女房は、調理師の資格を持っているせいか、時間を測っていると
馬鹿にします。
箸で蕎麦を持ちあげた感覚で分からなければ一人前でないと
いつも叱られます。

でも、感覚的なことは、客観的に人に伝えられないし経験で
学んだことなので素人に伝えるときには客観的な指標が
必要だと思います。

実際に良くやる方法として、箸で蕎麦を1本持ちあげて
食べてみて、大丈夫かそうでないかの感覚を磨くという方法が
最も無難なのかもしれません。

手打ち蕎麦の最後の楽しみは、蕎麦汁を茹でた後のお湯で割る
蕎麦湯ですね。
焼酎好きも人には、蕎麦湯で焼酎を割って飲むということも
大きな楽し実の一つだと言えます。
蕎麦湯割り焼酎は、あまり悪酔いしないということでファンには
たまらない魅力があるようです。

蕎麦の栄養学的な魅力は、ルチンの摂取が簡単にできるということ
ですが、蕎麦アレルギーがない人にはこれも魅力的なポイントです。
ルチンは血管を柔らかくし、高血圧を調整する働きがあり、
降圧剤のような副作用がないので是非お勧めです。

ルチンは、蕎麦本体よりも蕎麦湯に含まれる方が多いようですから
是非とも蕎麦湯を飲むことがお勧めです。

私も、血圧が高い傾向があるので、蕎麦をできるだけ食べるように
努力しています。




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蕎麦打ちの習得5:切り工程 [料理]

こんにちは!

埼北ギターリストです。


さて、いよいろ蕎麦打ちの最終工程の切り工程です。
蕎麦の味が、この工程の良し悪しで決まってしまうほどの重要です。
折りたたんだ蕎麦生地を切るには、蕎麦生地をこま板で押さえながら
包丁で切りますが、蕎麦生地を切断する前に包丁の角度を決めます。

一旦決めた包丁の角度を保ちながら切っていきますが、切幅は包丁を
倒しながら最初に決めた角度になるように包丁の刃を倒して
こま板を送ります。
この操作を連続していけば良い訳です。

包丁は、手や肩に力を入れないで腰の動きを利用して前に押し出すように
切っていきます。
蕎麦切りの動作は、包丁の角度調整⇒こま板を当てる⇒包丁を前に押し出す
⇒蕎麦を切る⇒包丁を決めた角度に倒してこま板を動かす⇒包丁を前に出す
というような連続的な動作で蕎麦を切っていきます。
最初の蕎麦は、不揃いになるので2回目から使用します。
勿論、家庭で食べるには全く問題がないので一緒に茹でて食べます。

蕎麦の幅は、1.2~1.5mmが標準とされていますが、好みの応じて
変えていますが、食べた時の触感、のど越しなどが美味しさに影響を与えるので
あまり細いとそうめんのような感覚になり、美味しくは感じません。
また、あまり太いと食感が悪く美味しくありません。

一人前の量としては、包丁を20回~25回動かして切った時を
基準にして考えるとこれぐらい包丁を動かしたら、一旦切るのを止めて
蕎麦を蕎麦生地から分けます。
この時は、包丁の先を使って蕎麦を一本一本ばらして、手前側の蕎麦を
右手で掴み、余分な打ち粉を落として、ひっくり返して左手に持ち替えて
蕎麦を綺麗に揃えながら容器に入れます。

この一連の操作を繰り返しながら最後まで継続していきます。
最後には中途半端な形で蕎麦の残骸が残りますが、これも一緒に茹でて
食べてもいいです。




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端の部分は、そのまま油で揚げて食べると蕎麦クッキーで非常に美味です。
蕎麦切りの場合の包丁の使い方は、あくまでも押切であることを意識しないと
蕎麦の切り口の角度が鋭くないと口に入れた時の触感が悪くなります。

蕎麦道場では、切る姿勢が非常に重要なので上手な人でも姿勢を直される
ことが多いので自信がなくなります。
少し両足を前後に開いて後ろ足に体重を載せた状態で包丁を動かすときには
腰から前に送るようにします。
その時に包丁を持つ手、腕、肩に力が入らないようにします。

そして連続的な動作をスムーズに行うには、蕎麦生地と包丁の刃との距離
をあまり上げないようにすることが大切です。
要するに包丁をあまり蕎麦生地から離さないようにすることが肝要です。
この気持ちを意識しているだけで切る動作がリズミカルに行えます。

野菜や肉、魚を切る動作とは異なっているということを理解しないと
中々上達しません。

次に難しいのは、1人前ごとに切り分けた時に蕎麦を右手で持ち、
打ち粉を払い、そして左手でもう一度打ち粉を払うという動作を
流れるように綺麗な動きにすることがことです。

容器に入れた蕎麦は、直ぐに茹でて食べる場合は、問題がないのですが
暫くおいてから茹でて食べるときにはキッチンペーパーやラップで
乾燥を防ぐことが大切です。

また、多く作りすぎて食べきれない場合には、蕎麦を一人前ずつ
ラップでくるんで5人前分を大きめのビニール袋(マチ付き)に
入れ、日付、銘柄などをマジックインキで記録して密封して
冷凍します。

食べるときには、自然解凍してから茹でて食べることができます。




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蕎麦打ちの習得4:本のし工程 [料理]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

丸い形から辛うじて四角い形になりましたが、この状態の生地を
横から見ると凸凹の状態で均一な長方形にして最終的には1.2mm程度の
厚さの生地にしていかなければなりません。

蕎麦生地の状態は、4角形の辺の部分の中央が肉厚で、
角の部分が肉薄になっているので、まず、肉厚の部分を肉薄の部分に
麺棒で移動させる必要があります。
この場合の麺棒の当て方は、麺棒を角に対して斜めに転がす感じで
麺棒と蕎麦生地の角で三角形を作るようなイメージで行います。

この操作を各角に対して行います。
この作業を肉分けと言います。本のしの前にしっかりと行わないと
蕎麦生地が綺麗な長方形にはならないので蕎麦の長さが不揃いになり
ますし、無駄な生地が残ってしまい、蕎麦の収量が減ってしまいます。

次の段階では麺棒は、麺板に平行に動かして蕎麦生地を前後左右に
伸ばしていきます。麺板は長方形なので、短い辺の長さまで生地を
伸ばしてから麺棒に巻き付け、90度回転させてから生地を開放する
という操作で、麺板の長い辺に沿って横に目一杯伸ばす方法で行います。

本職の蕎麦屋さんのように大きな麺台が使用できる場合は、
1キロや2キロの蕎麦生地を使うので麺棒を3本程度使用して
巻き付けた状態で巻いていない生地を伸ばすような方法で本のしが
できますが小さな麺板では、麺板と同じ大きさに縦横に伸ばす方法が
良いと思います。




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ですから麺板の大きさと蕎麦生地の量については大きく関係し
蕎麦の仕上がりや収量に影響するので経験的に色々な量で
試し打ちするのが良いと思います。
私の麺板では経験上では300gの蕎麦生地の方が綺麗に仕上がります。

慣れないと綺麗な長方形には、中々ならないのですが、その原因の一つは
前の工程をしっかりやらなかったということが大きく影響しています。
特に、つのだしの前の、地のしで生地が丸い形ではなく変形した場合には
つのだしの工程で四角にならなくなってしまいます。

また肉分けという技術も難しいので厚さが不均一な生地を均一にしなければ
やはり綺麗な長方形にはなりません。
ただ、蕎麦打ちも修正技術すなわちリカバリー技術が重要なので
常に修正していくという気持ちでできるだけ理想形に近づけるという
意識が非常に大切です。

蕎麦生地が麺板全体の面積とほぼ同じなったら打ち粉を前面にふります。
それから麺棒に蕎麦生地を少し巻き付けてたたんでいきます。
最初にたたむときは、麺板の長い辺に平行して半分にたたみます。
こうすることで長い蕎麦ができます。

そして打ち粉をふり、今度は、麺板の短い辺に対して平行に折りたたみます。
また、打ち粉をふり、麺板の短い辺に対して平行にたたみます。
蕎麦生地を伸ばし終わった時の面積の8分の1の大きさにたたみます。

麺板上で折りたたんだ蕎麦生地は、打ち粉をふったまな板に移して
折りたたんだ蕎麦生地は長方形になっていますが、短い辺に対して
直角に包丁をあてて切っていきます。

この時折りたたんだ蕎麦生地の手前は、折りたたんだ時の折り目の部分で
前方は、折りたたむ前の生地の辺の部分です。
包丁で切断すると前方の辺の部分は、切れてしまい、手前の部分は切れないので
出来上がった蕎麦の長さは、蕎麦生地の短い辺の2倍の長さになります。

できるだけ長い蕎麦が欲しい場合には、この蕎麦生地の短い辺の長さを
長くすることですが、包丁の長さとこま板の大きさに依存します。
長い蕎麦が食べたいときには、長い包丁と大きなこま板が必要です。

また、蕎麦生地を切断していくと生地が残り少なくなってきたときに
こま板が傾いて切りにくくなるので折りたたんだ生地と同じ高さになるような
板をあらかじめ用意しておくと最後まで綺麗に切れるので非常に便利です。

折りたたんだ蕎麦生地には適度の打ち粉をふりますが、あまり多くふると
こま板の滑りが悪くなり蕎麦の幅が不揃いになりやすいので注意が必要です。




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蕎麦打ちの習得3:地のし&つのだし [料理]

こんにちは!

埼北ギターリストです。

麺板に打ち粉をふり、鏡餅上の蕎麦玉を起きます。
蕎麦玉の上にも打ち粉をふります。
この打ち粉は、麺板と蕎麦生地がくっつかないようにするため
に適宜使用します。
要所要所で打ち粉を使わないと、麺板と蕎麦生地がくっつき
折角の蕎麦生地が破れてしまいますのであまりケチケチしない方が
良いと思います。

打ち粉をふった蕎麦生地の周辺を左手で固定しながら右の掌の全体を
使って体重をかけながら薄く延ばしていきます。
蕎麦生地を回転させながら均一な厚さになるように、丸い蕎麦生地を
形を崩さないように注意して伸ばしていきますが、
周囲の部分も真ん中の部分も同じ厚さになるように形を整えながら
右の掌と左の親指と人差し指を広げた間隔を利用して丸い形を
維持しながら伸ばしていきます。
この工程を地のしと言います。

地のしの修了の目安は、蕎麦生地の厚さが9mm程度になった時です。
このときから麺棒を使って蕎麦生地を伸ばしていきます。
まず、蕎麦生地に打ち粉をふります。
そして麺棒を蕎麦生地の上に載せて転がしますが、前方に麺棒を
転がしたときに、蕎麦生地の先端まで転がさずに2cmくらい手前で
麺棒を止めて、麺棒を載せたまま蕎麦生地を15度くらい回してまた、
麺棒を転がしていきます。




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この麺棒で生地を伸ばす場合の力加減は腕の重さを利用するくらいの
程度で良いと思います。
伸ばし始めた時よりも半分くらいの生地の厚みになった時が
次の段階に入ります。
この時の蕎麦生地は、丸い形を保った状態が次の工程で上手くいく
コツになります。
極端に形がイビツになると最終的な仕上がりに影響が出てくるので
慎重にならなければなりません。

そして蕎麦生地に打ち粉をふります。次は、つのだしになります。
この工程は、丸い形から四角い形に変えるために行います。
このつのだしというのは、角を出すという意味から来ており、
4つの角を基準にして4角形にするためで江戸打ちの基本です。

江戸打ちとは、狭い麺板、短い包丁でも蕎麦ができるように工夫された
方法だそうですが、地方に行くと丸いまま、どんどん広げていくという
方法もあります。物凄く大きな麺板や食台の上で伸ばして
1.2~1.5mmの厚さまで伸ばしてから折りたたんで切るという
方法もあります。

つのだしでは、手前の生地を麺棒に巻き付け、前に転がして
蕎麦生地を巻き付けたまま転がし⇒引き戻し⇒転がしという
作業を4~5回行います。

そして生地を巻き付けた状態で、180度回転してから
麺棒から生地を開放して広げます。
そして麺板の手前から麺棒を巻き付けて同じように転がして
2つ目の角を作ります。

3つ目の角を作るときには、生地を巻いた麺棒を90度回転させ
麺棒から生地を開放して同じように手前の生地を麺棒に巻き付ける
操作を行います。
4つ目の角を作るときには、生地を巻いた麺棒を180度回転させて
生地を麺棒から巻き戻して広げます。

最後の4つ目の角を作った時には、麺棒を麺板に対して斜めにして
生地を麺棒から解くと麺板と生地の辺が平行になるようにします。
この状態で、丸い形から四角い形に変換できました。




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